美容師アシスタントレベルアップ講座1を見てくれた方は、これからレベル2をみて一人前のアシスタントとして活躍できるよう成長してもらえると嬉しいです。
また、1年でスタイリストデビューするアシスタントの子はたくさんいるので、半年過ぎたこの頃からモデルを使った練習を中心にスタイリストデビューするまでに勉強してほしい内容を紹介していきます。
Contents
美容師アシスタントのレベルアップ講座7ヶ月目
半年過ぎたあたりからモデルさんでの練習を開始すると思います。まずはカラーを早く上手くなる為に必要な宿題はコチラです。
- 自分が好きなモデルさんや有名人の髪の色を探してみよう
- カラーリストとして働いてる人の講習やSNSで学ぼう
- 同じモデルさんを使って、配合を変えたカラーで練習してみよう
カラーのレベルアップにつなげるには、まず自分が好きな色味を知り、その色を作ってみることから始まります。有名モデルさんや有名人の髪の色を自分で表現できるかやってみましょう。自分でも作れるようになれば自身が付いてきます。
また、カラーに特化したカラーリストさんの講習会、本、SNSで情報収集をしましょう。特化してる人にはそれだけの知識や技術力があります。自分のサロンの美容師に知らない事をたくさん知ってますのでたくさんの情報を吸収してみましょう。
また、自分でモデルさんをやる場合、毎回同じ色にしてほしい人がいても少しずつ配合を変えてみましょう。同じモデルで同じ配合のカラーを塗り続けても勉強になりません。いつも使ってる色味に10%でも違う色味を混ぜてみながら研究しましょう。
美容師アシスタントのレベルアップ講座8ヶ月目
カラーモデルをやり始めると、明るいカラーや外国人風カラーなど難易度が難しいデザインにも挑戦していきましょう。サロンによっては、地域密着型の店舗で普通のカラーや白髪染めなどをメインにするサロンさんも多いと思いますが、そういうお店でもマネキンを使ったり友達にお願いして練習してみましょう。とてもカラーが楽しくなること間違いないです。
- ブリーチの束を買い、あらゆるカラーを塗ってテストしましょう。
- ホイル、ペーパー、板を使ったハイライト技術にチャレンジしてみよう。
- 外国人風カラーは外人さんの技術を真似してみよう。
- 全ブリーチを使い、どこまでやれば毛が痛み切れるのかテストしてみましょう。
ブリーチを使ったカラーをモデルでやる前に、必ずブリーチの毛束や自分でブリーチの毛束をマネキンで作り、いろんな色味を塗って色の出方を見てみよう。これをやらない状態で始めると色の出方のイメージがつかず失敗する事間違いなし。
また、ハイライトと言ってもホイルやペーパー、またバレアージュなど板を使ったハイライト技法があります。どれも色味やデザインの出し方が違うので、一度チャレンジしてみましょう。
外国人風ハイライトの場合は、YouTubeを使い海外で働く美容師の入れ方を見てみましょう。ハイライトの入れ方は日本人より外国人の入れ方の方が繊細で細かく勉強になりますので是非参考に。
また、ブリーチを使う施術は難易度が高いので、ブリーチを使う際に気をつけなければいけない事として断毛させない事とオーバープロセスになりダメージさせない事が重要になってきますので、マネキンなどの毛束でしっかりとテストをしてみてください。1時間放置、2時間放置、また2剤を1倍の場合、2倍の場合、3倍の場合などいろんなパターンでテストしてみると勉強になります。
美容師アシスタントのレベルアップ講座9ヶ月目
9ヶ月目に入りました。カラーモデルをたくさんやる事で少しずつスタイリストになる自覚が芽生えてきたのではないでしょうか?でもまだ友達感覚で接客をしていませんか?友達のモデルさんであればあるほどそうなりますが、もしあなたがスタイリストだと仮定して接客する為に必要な勉強はこちらです。
- 接客マナーの講習に一度参加しよう
- 言葉の使い方を学ぶ勉強をしてみよう。
- 節約して高級な料理屋さんに一度行ってみよう
モデルさんに入り始めると、友達感覚で練習するのと、本物のお客さんに入るような緊張感を持った練習するのとでは成長の速度が変わります。あなたがスタイリストになった時に、全てのお客様が同年代とは限りませんし、全てのお客様が友達感覚のような接客をされたいわけではありません。
接客マナー講習など一度しっかりと勉強する機会を作ると接客の幅も広くなります。
また、接客マナーにとって大事なのが言葉使いですね。たくさんの本も出版されるので一度学ぶ時間を作ってみるといいと思います。
そして、高級な料理屋さんに行き、サービス度の高い接客を一度体験してみてください。高いお店ほど、お客様の居心地をよくしてくれる接客をしてくれるので節約してサロンのスタッフや友達と行ってみましょう。
美容師アシスタントのレベルアップ講座10ヶ月目
10ヶ月目に入りました。カラーモデルをやりながらヘアカットの練習に入ってるのではないでしょうか?ヘアカットを練習するにあたり勉強してほしい宿題はコチラ。
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- ハサミは毎日持ち、最低でも1日30分は練習してみよう。
- ショート、ミディアム、ロングのいずれかに特化してまずはモデル集めをしてみよう
- 通勤中も電車の中、歩いてる人のヘアスタイルに目を向けてみよう
カットの技術アップの最短コースは毎日ハサミを使った練習を続けることです。ハサミの扱いに慣れてくればカットが上手くなるのも早いです。1日、2日など日が空くよりは毎日少しでもいいので練習する時間を必ず作りましょう。
練習モデルの際、まずは同じような長さのカットを繰り返しやってみましょう。カット練習のはじめに長さの違う人をバラバラにやってても理解力が深まりません。
今週は10人ショート、来週は10人ミディアムなど特化して練習すると効率も良くレベルアップに早くつながります。
また、毎日の通勤中も電車の中にいる人の前髪、サイド、襟足の作り方など参考になるので見てみましょう。その中にはかっこいい、可愛いと思えないような髪型をしてる人もいれば、サイドの毛流、衿あしのラインの作り方が綺麗なデザインの人もたくさんいるのでカットの勉強してる人にとっては良い勉強になると思います。同じ長さのスタイルでも、この人はオシャレに見えるのにあの人は古いなど自分の中で考えながら他人の髪型を見てみてください。
美容師アシスタントのレベルアップ講座11ヶ月目
11ヶ月目に入りました。カットを始めるとパーマや縮毛矯正などの技術も覚えていくタイミングではないでしょうか?パーマや縮毛矯正を勉強をする時に必要な宿題はコチラです。
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- 軟化の具合を知る為にまずはマネキンで軟化テストをしてみよう
- ダメージ別にパーマや縮毛矯正をやってみよう
- 自分の髪の毛を使ってモデルになってみよう
パーマは縮毛矯正を勉強する際に一番大事な部分は軟化になります。軟化が上手くいけば仕上がりも上手くいく確率が上がり、軟化が上手くいっていなければ失敗する確率大です。まずは軟化する時間をそれぞれ試してみて、どれぐらいで髪の毛が伸びて、どれぐらいすると縮れてしまうのかを確認してください。パーマや縮毛矯正でもし軟化しすぎると髪の毛が縮れたり切れたりするので一番気をつけたり施術内容になります。
練習する際も、健康毛であれば失敗は少なくて済みますが、カラー毛、ダメージ毛、ブリーチ毛と難易度が難しくなっていきます。これもマネキンを使いテストしてみる方がいいと思いますし、ダメージレベルで理解力が深まればスタイリストになった時も自信を持ってお客様を担当できるようになります。
また、パーマや縮毛矯正などの施術は自分がモデルとなって体験する事を強くお勧めします。これはお客さんの気持ちになって考えてみるという勉強です。自分はパーマスタイル嫌いだから、自分は元々直毛だからストレートしなくてもいいなど人によって体験した事ないかと思いますが、お客さんの立場にたって、薬剤を塗布されてる瞬間、びしょびしょのタオルを変えてもらってる時、待ち時間、ストレートアイロンで伸ばされてる時、施術終わり自宅でシャンプーしてる時の髪の毛の匂いなどお客さんが感じる部分を共有できればよりお客様に説明やアドバイスができるようになります。お客様の気持ちを理解するというのは美容師に取ってとても必要な事なので一度でいいので体験する事をお勧めします。
美容師アシスタントのレベルアップ講座12ヶ月目
12ヶ月目に入りました。1年経った頃にはアシスタントとしてサロンワークでスタイリストの右腕としてヘルプをしながらたくさんの顔見知りのお客様にも顔や名前を覚えてもらえながら忙しい毎日の傍ら、練習に励みスタイリストデビューに向けて頑張ってる頃だと思います。スタイリストデビューまでにあなたにやってほしい最後の勉強はコチラです。
- ポートフォリオなどカメラマンを使った作品どりをしてみよう
- 美容以外の事に一つ興味を持とう
- 両親の髪の毛を切ろう
カットやカラー、パーマなどベーシックを終わりモデルをするようになった時に、プロのカメラマンを使った作品撮りを一度挑戦してみてください。もしフォトコンなどやっていたらいいでしょうし、自分での撮影と、プロのカメラマンを使うと違った雰囲気に見えるし、作品を作る時行為はサロンワークでは学べない感性や集中力を鍛えることができます。
スタイリストになるといろんなお客様に対応することになるでしょう。美容師になりたくて頑張ってきたあなたがお客様と話す内容が美容の事でもいいのですが、美容の事以外の事を興味を持ち、自分の知識が増えれば増えるほどお客様の幅も広がっていきます。美容師なので美容のアドバイスをお客様にするのが基本ですが、全てのお客様がそれを望んでるわけでもありません。楽しく会話したい人もいたり、テレビのドラマの話をしたい人もいます。でもあなたが売れるスタイリストになりたいのでしたら知ってる知識の幅を広げていくことをお勧めします。そうやってあなたのお客様の幅も広がっていくので是非他の事にも少し興味を持ってみましょう。
スタイリストデビューしたら、まずは両親の髪の毛を切ってあげてください。一人前になった自分を見せてあげてください。人によっては恥ずかしい、両親が嫌がるなど言ってる方もいますが、スタイリストになる迄にたくさんの努力をして練習した自分の成長を両親に見せる事がまず一つ目の恩返しであり、親孝行です。あなたの手で両親をキレイにしてあげる事がスタイリストとして売れるスタイリストになる第一歩だと思ってください。
まとめ
1年間を通してアシスタントの方がスタイリストデビューできるように毎月ごとに学ぶべき課題を紹介していきました。
アシスタントの時は、ただスタイリストやサロンから与えられる課題をこなすという事が当たり前とされてきました。
でも、もっと必要な事を早い段階して知っておく事ができれば成長も早いんじゃないかと感じたのでこちらでこのようなページを作ってみました。
もちろんサロンによっては、デビューまで最低3年、5年など長くアシスタントの練習期間を設定するサロンも多いと思いますが、これからの時代は若いスタイリストは今までのやり方ではなく、早くデビューできるような教育が重要になってくると思います。
やる気がある美容学生が夢を持ってサロンに入社しても、そこで働く人やサロンの教育がしっかりしていなければ辞めていく人が増え、美容師自体も辞める人も多く見かけます。
人が辞めていく事にサロン側も嬉しいわけではありませんが、間違った考え方で夢を持ち頑張ろうという若い美容師の卵の将来を潰して欲しくありません。
アシスタントの子は、しっかりと働くサロンの環境や教育を見て、たくさんのサロンが全国にあるので最初のサロンが合わずとも必ずあなたを必要とする場所あります。
決して簡単に諦めずに夢に向かって売れるスタイリストへの階段を上っていってほしいと思います。
美容師になりたいと思う若い世代が少なくなってきており、2018年度は過去最低となったみたいですね。美容師という職業でも収入をたくさんもらえるような時代に今は昔よりなってきており、働き方改革などもあり自由な働き方ができるサロンさんも増えてきました。スタイリストデビューするまで夢を諦めずたくさんの若い世代が売れる美容師になり、海外に挑戦したいと思えるような人が少しでも読んでくれたらと思います。