『ヘアカラーしたけど色落ちが早かった』
『せっかく染めた色長持ちさせたいな』
などヘアカラーの色落ちに関してもっと詳しく知りたい人の為に、わかりやすく丁寧に説明したいと思います。
この記事を読むことで、もっとヘアカラーを楽しめると思いますのでぜひ参考にしてみてください。
Contents
ヘアカラーの色落ちとは
ヘアカラーした後の髪の毛に染まった染料は、シャンプーをする度に少しずつ色落ちしていきます。色落ちする速さは染めた色味や髪の毛のベースの明るさによって違ってきます。
明るい色には染料が少ししか入っていないので色落ちが早くなり、暗い色には染料がたくさん入っているので色落ちが遅くなります。
茶色に染めた色と、ブリーチに染めた色では色の落ち方も見え方も違ってきますよね。
ヘアカラーの色落ちの期間
一般的にはヘアカラーの色持ちは1ヶ月ほどだと思っていてください。
これはあくまでもブリーチをしていない髪の毛に入れたヘアカラーという前提です。
ブリーチを使った髪の毛に入れたヘアカラーは1週間〜2週間ほどで色が抜け落ちます。
髪の毛の明るさ | 色持ち |
黒髪ベース(4〜5レベル) | 6週間 |
茶髪ベース(6〜10レベル) | 4週間 |
ブリーチベース(11〜14レベル) | 1〜2週間 |
ヘアカラーの色落ちする原因
色落ちする原因としてこちらの3つがあげられます
- 洗浄力の強いシャンプー剤を使用する
- 毎日アイロンを使用する
- 髪の毛のヘアケアをしない
ヘアカラーをした後の髪の毛に、市販で販売されているような『泡立ちが良い』『匂いが良い』だけが特徴のシャンプー剤を使用してしまうと、髪の毛に染まった染料までも洗い流してしまいやすくなります。
また、アイロンのような熱を使うと、髪の毛のキューティクルが傷つき開いてしまうので、そのキューティクルの隙間から色が落ちやすくなるんです。
なので、ヘアケアをしてあげる事で、キューティクルを整えて髪の毛の内部に染まった色味を外に出さないようにヘアケアする事で色落ちを抑えることができます。
ヘアカラーの落ちにくい色ってある?
せっかくヘアカラーするから落ちにくい色にしたいと思っている人も多いかと思います。
色味には大きく分けて
- 暖色系(暖かい色味)
- 寒色系(冷たい色味)
に分けられます。
日本人の髪の毛はもともと黒髪なので、その中にはたくさんの赤味が含まれているので暖色系のような色味で染めると長持ちしやすいです。
それとは逆に、寒色系は日本人の黒髪が持っている赤味とは正反対の色味なので色持ちがあまりよくありません。
色落ちが良い色味で染めたい場合
ブラウン系
赤系
ピンク系
ゴールド系
のような色味をベースに染めると長落ちしやすいです。
ブリーチの色落ちについて解説
ブリーチしているお客様が心配な事の1つとして、ブリーチした髪の毛に染めた色がどんな風に色落ちしていくのか気になりますよね。
色落ち=悪
のようなイメージもありますが、実際には色落ちも綺麗に落ちてくれればオシャレに見えるんです。
なので、これからブリーチした髪の毛にヘアカラーをしようとしている方に知ってほしい色落ちした後の色を紹介したいと思います。
アッシュ色落ち
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ブリーチに染めたアッシュ系の色味には、青系の色味が入っています。
青系の色味はオレンジ味を打ち消す力があるので、色が抜けてもオレンジっぽい色になりにくいので綺麗なブロンドヘアーへと色落ちしていきます。
ですが、アッシュ味の場合は少し濁った色味が残りやすく少し暗めのブロンドになっていきます。
ラベンダーアッシュの色落ち
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ラベンダーアッシュにはラベンダーの紫とアッシュの青の色味が混ざっています。
紫の色味は黄色味を打ち消してくれるので、ブロンドヘアーに染めると綺麗に黄色味を無くしてくれるので白っぽいブロンドヘアーへと色落ちしていきます。
外国人で白っぽいブロンドヘアにしている方も、このラベンダー系の色味を薄く染めて白っぽくしていますね。
ブルーアッシュの色落ち
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アッシュよりブルー味が強いブルーアッシュは、より青味が強いので透き通った寒色系よりのブロンドヘアに色落ちしていきます。
アッシュよりもっと透明感が出るので色落ちした後でも黄色になりにくいのでオススメです。
ピンクアッシュの色落ち
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ピンクアッシュの場合、ピンクの赤系の色味が入っているので透明感のあるブロンドヘアというよりは、少し薄いピンク色をしたブロンドヘアへと色落ちしていきやすいです。
赤系の色味は髪の毛に残りやすいので、ブリーチ1回程度のベースなら赤味が色落ちした後もほんのり残るでしょう。
2回以上ブリーチしているベースなら綺麗なブロンドヘアに色落ちしていきますね。
インナーカラーは色落ちするとどんな風に見える?
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さりげなくチラリと明るい色味を見せることができるインナーカラー。
染めた時はいいけど、色が落ちるとどんな風に見えるのか少し気になりませんか?
インナーカラーは全体に染めていないので、色落ちしてもそこまで気になりにくいヘアスタイルになっています。
もちろん、入れた色味に種類によって色の見え方は変わりますが、一番大事なのはどれぐらい明るくしたのかがポイントです。
ベースを明るくしたインナーからであれば、色落ちした後もブロンド系の色味になります。
少ししか明るくしていない場合、色が少し濁ってしまいやすいので注意しましょう。
ヘアマニキュアの色落ちした後は白髪が見えてくる?
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白髪染めの代わりによく使用されるヘアマニキュア。
ヘアマニキュアも色落ちするんです。
基本的にブラウン系の色味がベースとなって入っており、シャンプーや熱処理をする事で髪の毛の表面に付着したヘアマニキュアの色味が剥がれ落ちていきます。
ただし、ヘアマニキュアは髪の毛へのダメージがないので、剥がれても上からまた被せて染めてあげる事で髪の毛のツヤ感と手触りが回復します。
また色落ちが気になるかどうかは、どれぐらい白髪の量があるかによって変わります。
白髪の量が少ないとあまり気になりませんが、白髪の量が多い人はヘアマニキュアが色落ちすると明るい茶色っぽくその部分が明るく見えるので気になりやすいと思います。
ヘアカラー色落ち1週間って早い?
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ヘアサロンで髪の毛を染めてもらったのに、1週間も色が持たなかったなんて事が過去にありませんか?
もちろん、ブリーチした髪の毛だと普通なのですがそうじゃない場合もあります。
その原因として
- 使用しているカラー剤が安い
- カラーの放置時間が短い
- 美容師のカラー選定ミス
が挙げられます。
よく安価な値段でサービスを提供しているサロンによくあるケースですが、安価なカラー剤を大量購入してサービス料金を安くしているので色持ちが悪いです。
また、そのようなサロンは1日にたくさんのお客様を接客しなければなりません。
なので、規定の時間を放置せずに少し早めにシャンプーしたりするケースが多々あります。
そのようなお店では、当たり前のようにカラーの色味をわざと暗めに設定して放置時間を短くする方法をよく行なっているのでカラーの色持ちなどによるクレームも多いように思います。
泡カラーって色落ちいいの?
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『自分の家でヘアカラーしたいけど色持ちが良いものを使いたい』
と思う人もとても多いかと思います。
コロナもあり、美容室になかなか行きにくい人も多いでしょう。
そんな時にネット上でよく見かけるのが『泡カラー』
泡カラーはセルフカラーをする人にとってとても簡単に染めることができるように作られており、一般の人からするととても魅力的なヘアカラー剤だと思います。
使用する前にこちらの表を見てみましょう。
色持ち | ダメージ | 値段 | |
泡カラー | 悪い | かなりダメージ | 安い |
はいこれだけです。
これでよく起こってしまうのが
『すごく毛先や髪の毛が痛んだ』
『髪の毛が緑っぽくなった』
『一部分だけ変な色になった』
『全体の髪の毛の色がムラになった』
という例です。
一般の人でも染まりやすいように2剤のアルカリ剤の濃度が強く設定されており、1剤の酸化剤には色味が出やすいようにと染料が濃く設定されています。
なので、一度の泡カラーで髪の毛がとても痛みやすく、染料が極端に多く入りすぎているので、ダメージ部分に色が入りやすくなります。
なので、泡カラーの後に、ダメージ部分の毛先や中間部分だけ緑っぽくなったり、アッシュ味がはっきりと出てしまったり、全体がムラになりやすくなります。
失敗する確率が本当に高いのでセルフカラーで泡カラーを使うのはやめておきましょう。
なので、自宅で泡カラーをするよりも、アマゾンや楽天で購入できる美容室専売用のカラー剤を使用する事をオススメします。
黒染めしたらどれぐらいで色落ちするの?
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明るくした髪の毛を暗くしたり、黒染めしたいって思う事よくありますよね。
様々なケースがあると思いますが、一般的には
- 面接などの為に一時的に暗くしたい
- ブリーチしたけど黒に戻したい
この2点でしょう。
黒染めなどのカラーは、1剤、2剤共にかなり美容室のカラーと比べて強く作られているので1度の黒染めで髪の毛はかなり痛みます。
また、茶髪ぐらいの髪の毛であれば2ヶ月ほど。
ブリーチ毛であれば1ヶ月ほどで色がどんどん明るくなってきます。
100%しっかり黒髪に戻したい場合、または一時的に暗くしたい場合は美容室でやる方が失敗もないですし、今後また明るくしたい時にも対応できるのでセルフでやるのはオススメしません。
数日後、または1ヶ月後にまた明るくしたい人は、黒染めではなく5レベルぐらいのダークブラウンに染めると、その後も明るくしやすいので覚えておきましょう。
ヘアカラーを早く色落ちさせる方法
美容室やセルフでも、自分が思ったより色が入りすぎて暗くなったなんて事ありませんか?
セルフではよく起こりやすい出来事ですが、美容室でも下手な美容師さんがよく
『今は暗いけど少ししたら希望の明るさになるから』
などとよく良い訳をする人多いですよね。
染めた色が暗いなと感じたらやってほしい事として
- カラーした日にシャンプーをする
- 洗浄力の強いシャンプーを使用する
で大半は明るくなります。
カラーした日にシャンプーをする事で、まだ髪の毛に定着していないカラーの染料を落としやすくなるのでオススメです。
また、市販でよく売られている泡立ちの良いシャンプー『メリット』『エッセンシャル』などのシャンプーを使用すると、洗浄力が強いので染料を落としてくれます。
その際に、泡立てたシャンプーを数分間泡だてたまま放置してあげましょう。
そのあとは、暖かいお湯でよく洗い流せば、お湯の効果でキューティクルが開き、キューティクルが開いた部分から色が落ちやすくなりますので参考にしてみてください。
ヘアカラーの色落ちを少なくする方法
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せっかく染めた色だから、できる限り長持ちさせたいと思う方はこちらを参考にしてみましょう。
- カラーした日はシャンプーしない
- シャンプーは3日に1回(シャンプー後はすぐ乾かす)
- アイロンを出来るだけ使わない(使う時は低温度150度以下で素早く)
- アミノ酸系シャンプーを使用する
- 週に2回はカラーシャンプーを使用する
先ほども伝えたように、カラーした日は髪の毛の内部にカラーの染料が定着していません。
なので、その日にシャンプーは厳禁です。
また、シャンプーをするたびにカラーの染料が剥がれやすくなるので3日に1回程度のシャンプーにするといいです。シャンプー後は素早く乾かしましょう。濡れたままの状態も色落ちしやすいです。
アイロンを毎日使う人は色落ちが熱の影響でキューティクルが開きやすくなるので控えましょう。使いたい人は、必ず温度を150度以下に設定し素早くアイロンを入れましょう。
シャンプーをする際は、アミノ酸系シャンプーのように髪の毛への刺激が低いものは、カラーシャンプーのように色味を補充してくれる物を使うと色持ちが良くなります。
ヘアカラーの色落ちまとめ
みなさんいかがでしたか?
せっかく染めた色なのに、早く落ちてしまうと悲しいですよね。
自宅でできるケアを試して色落ちを最小限に抑えましょう。
また、ブリーチをしてカラーをする人は、カラーシャンプーの使用は必須です。
バープルシャンプーやバイオレットシャンプーなどの色味の入ったシャンプーを必ず使用するようにしましょう。