この5年の間に日本の美容業界が少しずつ変わってきたと思います。
サロンで働く美容師さんが起業して自分のお店を作ることが売り上げアップだったのが以前。
そのあと業務委託サロンが少しずつ話題になり、今ではたくさんの美容師さんが業務委託契約で働くようになってきました。
ところがこの1年で急に話題になり人気沸騰中のサービスが【シェアサロン】
シェアサロンとは、月額、時間別に使用料を支払い場所を貸してもらえるサービス。
このシェアサロン、業務委託、サロン従業員の働き方のメリット、デメリットを紹介するとともに、給料形態や働き方の違いを説明していきたいと思います。
Contents
シェアサロンで働く為に必要な費用や条件って何?どこに店舗あるの?
シェアサロンで働いてみたいと興味を持ってる美容師の方にわかりやすいように月契約、スポット契約(時間利用)に分けて紹介していきたいと思います。
月契約をしたい人に取って知りたい事といえば、月額料金、初期費用、商材利用、店舗数などではないでしょうか?
ここではシェアサロンの中でも最近話題の人気シェアサロンの詳細を比べてみたいと思います。
Go Today Shair Salon
月額利用料 |
Aプラン 50,000円/月+技術売上の25% |
スポット利用料(月額無し) | (平日)材料持込30分750円 (祝日)材料持込30分1200円 |
初期費用 | 10,000円 |
商材利用料 | カラー1500円 ダブルカラー3000円 パーマ1000円 ストレート1500円 |
店舗 |
【原宿本店】 |
設備 |
フルフラットシャンプー・シャンプー剤・ドライヤー・個人ロッカー・備品・ドリンク |
月額利用料 | 15,0000円 |
スポット利用料(月額無し) | 【1週間】43,200円(税込) 【1日】6480円(税込) |
初期費用 | 無し |
商材利用料 | 個人で持込み |
店舗 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目10−6 |
設備 | Wi-Fi・デジタルパーマ機(オオヒロ)・スチーマー・タオル・鍵付き個人ロッカー完備 |
Air Salon
月額利用料 | オーナープラン12,0000円〜 使いたい放題プラン9,0000円〜 |
スポット利用料(月額無し) | 60時間プラン40,000円〜 1時間1000円〜 |
初期費用 | 無し |
商材利用料 | 基本個人で持ち込み |
店舗 | 【原宿】 東京都渋谷区神宮前6-29-3 原宿KYビル9階 【表参道】 『1号店』東京都渋谷区神宮前3-4-7 『2号店』東京都港区南青山3-13-23 【銀座店】 東京都中央区銀座1丁目7−16 【立川店】 東京都立川市柴崎町3‐4 【三宮店】 兵庫県神戸市中央区中山手通1丁目25 |
設備 | シャンプー・トリートメント・インターネット・トリマー・お客様タブレット・タオル・デジパー機器・各種アイロン |
シェアサロンで働く美容師さんってどれぐらいの給料もらってるの?
シェアサロンで働いてみたいと思う美容師の方にとって一番重要な部分が給料ですよね。
従業員として働くとなかなか給料が上がりにくく、売上のパーセンテージから考えても25%〜35%ぐらいが一般的かと思います。
簡単に計算して、100万売上ても25万〜35万が一般的。そこに役職手当や新規獲得手当、皆勤手当などお店に寄ってプラスされるかと思います。
ではシェアサロンでもしあなたが100万売上げれるスタイリストだった場合、どれぐらいのお給料がもらえるでしょうか?
先ほどあげたシェアサロンさん条件で考えてみましょう。
ここでは
1ヶ月契約で100万円売上の場合
スポット契約で1日6時間で週3勤務(平日)で50万円売り上げた場合
この二つの例で計算してみました。
Go Today Shair Salons
(月契約)して売上が100万円の場合
Aプラン 100万ー(月額5万ー売上の25%)=70万
(平日)材料持込30分750円 週3勤務(平日)で50万売上た場合
50万ー(1日6時間9000円×週3日×4週間)=39万2000
月契約して売上が100万円の場合
100万ー15万=85万
材料持込1日6480円 週3勤務(平日)で50万売上た場合
50万ー(1日6480×週3日×4週間)=42万2240
Air Salon
月契約して売上が100万円の場合
オーナープラン
100万ー12万=88万
使いたい放題プラン
100万ー9万=91万
材料持込1日6時間6000円 週3勤務(平日)で50万売上た場合
50万ー(1日6480×週3日×4週間)=42万8000
お給料に関しては、お店の店舗別、時間帯などによって使用量が変わってきます。また、お給料から自分で用意した薬剤、移動費、メンテナンス費用などが引かれた後の金額が純粋な手取り額になります。
上記の内容はあくまで推測で計算してみた手取り額であり、保証するものではありません。
お店ごとにいろんな細かい料金設定があると思いますので気になったシェアサロンさんに問い合わせや面接をしてみてもいいですね。
シェアサロンで働く美容師のメリット、デメリットって何?
シェアサロンで働きたいと思っている美容師の方に知っておきたいメリットとデメリット。
新しい働き方になることで、今まで雇われて従業員として働いてた時に比べて異なる事もたくさん出てきます。
なのでメリット、デメリットをしっかりと理解した上で次のステップを考えてみましょう。
売上に対してパーセンテージが高いので給料アップ
自由に出勤時間、働く日を決めることができる
自分が使いたい薬剤のみ選択できる
働く場所を複数持てる
なぜお給料高くもらえるのかは、通常のサロンであればアシスタントがいたり、集客の広告費を支払ったりするのでスタイリストさんの売上パーセンテージをあまりにもあげてしまうと支払えなくなります。優秀なスタイリストがたくさんいるサロンさんなら高いパーセンテージでもギリギリ大丈夫かと思います。シェアサロンの場合はアシスタントや広告費などの必要経費がかからない事でスタイリストの方に高い還元率で支払う事ができます。
またシェアサロンで働く事で自分の働く時間、曜日、休みなど全て決める事ができます。
朝からお客さんがいなければ昼から出勤できますし、夜に予定があれば早く終われるように自分で全てのスケジュールを調整できます。
薬剤にこだわりがある方は、自分が好きなカラーやパーマ剤で施術できますし、他のシェアサロンにも登録すれば違う場所で新鮮な気持ちで働く事もできますね。
集客を常に自分でやらなければならない
病気や怪我で休むとお給料はゼロ
技術を教えてもらえる環境がない
材料などの用意も自分で用意(用意されてるサロンもある※実費)
シェアサロンで働く際に一番重要な事が、個人集客をする力があるかどうか、、または今現在自分についてきてくれるお客様がどれぐらいいるかどうかによって考えなければなりません。今まではサロンが呼んでくれたお客様、またサロンの媒体を通じてあなたを見つけてくれたお客様もいたかもしれませんが、シェアサロンで働くということは個人で集客をし続けて、新規のお客様も獲得できるぐらいのレベルではないとオススメできません。
病気や怪我であなたがもし仕事を出来なくなったとすると、休んだ分だけお給料は〇円になります。バケーションなど好きに休みも取れますが、有給などはないので休む日数が多くなればなるほど収入も減っていきます。
シェアサロンによって異なるかもしれませんが、施術に必要な道具、薬剤を自分で持ち運びしなければならないかもしれませんし、基本必要な薬剤は自分で管理なので購入したり在庫の準備など必要になってきますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
それでもやはり美容師さんが頑張った分だけの対価が支払われるこのシェアサロンはとても良いサービスだと思います。
ただ誰でもこのような働き方ができるのではなく、今現在あなたに固定客がすでにたくさんいるスタイリスト、または個人集客でどんな場所で働いてもお客様を呼ぶ事が可能な人であればとてもいいですよね。
日本の美容サービスも海外からの給料システムなどがたくさん取り入れられ、もっと生活が豊かに暮らせ、自由度のあるライフスタイルが過ごせるようになるととてもいいなと思います。