海外で人気になり日本でも流行中の髪質改善トリートメント、縮毛矯正、ケラチントリートメントですが、今ではたくさんの情報がありすぎて来店するお客様に対して適した施術が出来てないサロンさんも今では多くなってきてます。
例えば【髪質改善トリートメント】という名前で全国的にも使われてるこの名前ですが、実際にどういうトリートメントなのかキチンと説明できるでしょうか?
答えは『NO』です。
なぜなら髪質改善トリートメントとはただの造語だからです。もともとこのようなトリートメントなどありません。
この名前の由来として、髪の毛を改善してくれるトリートメントというお客様が好むような語句を使って作られた名前だからです。
なのでしっかりと違いを理解し、お客様一人一人の髪質やダメージ具合、癖の状態をしっかりと見分けてオススメできるようにしたいですね。
今回は各トリートメントの特徴を説明していきたいと思います。アシスタントや若手のスタイリストさん、またお客様にも見てもらえるように説明していきたいと思います。
Contents
髪質改善トリートメントって何?縮毛矯正やケラチントリートメントと何が違うの?
SNSや美容サイトでもよく見られる髪質改善トリートメントとは、縮毛矯正やケラチントリートメント、酸性トリートメントなどの総称で使われることが多いです。
髪の毛の状態を改善して良くしてあげるという意味合いで使われることが多いので一般のお客様もその名前だけを鵜呑みにして理解をしないまま施術をされて失敗される方もいるみたいです。
今日本で髪質改善トリートメントと言われるものとして
縮毛矯正
酸性トリートメント
ケラチントリートメント
超音波トリートメント
などですね。なのでこの一つ一つのサービスのメリット、デメリットをしっかりと理解してお客様に提案できるようにしていきたいですね。
今話題のケラチントリートメントと縮毛矯正の違いって何?
今まではクセのあるお客様に対してのアプローチとして縮毛矯正が一般的でした。
ですがデメリットとして根元がペチャンとフラットになりやすく、毛先がピンピンになりすぎるが欠点でした。
なので美容師さんもアイロンで丸く仕上げたり、薬剤の軟化具合を弱くして対応してました。
そんな時に話題になってきたのがケラチントリートメント。
特徴としてアルカリ剤を使わないのでシスチン結合を行わないので髪の毛へのダメージがない事です。
また根元がペチャンとならず、自然なボリュームをキープする事ができ、毛先も自然なストレートヘアになる事がメリットです。
デメリットとして、縮毛矯正はアルカリ剤を使うので髪の毛に対してダメージを与えてしまいます。
先ほど伝えたように根元がペチャンと潰れやすく、毛先もピンとした直毛のような仕上がりになります。
また、縮毛矯正後はブリーチを使ったカラーなどはできなくなり、パーマもデジタルパーマのように熱処理を使ったものだとできますが、縮毛矯正自体のダメージが多いのであまりお勧めできません。
またケラチンのデメリットとして強いクセのある方はしっかりとストレートに伸ばすことが難しいです。
ケラチントリートメントは還元剤を使わずシスチン結合は切断しないので、軽い癖であればナチュラルなストレートに伸ばせますが、頑固な癖には適してません。
また、縮毛矯正のように一度かけた部分はずっとストレートのままではなく、1〜3ヶ月ぐらいで元の状態に戻ってしまいます。
縮毛矯正やケラチントリートメントのメリットは?
どんな癖でもしっかりとまっすぐにできる。
ストレートした部分は永久的に続く
髪の毛に艶が出る
根元がペチャンとならない
ダメージヘアでも大丈夫
ナチュラルな仕上がりになる
その日にカラーできる
ブリーチやパーマなどの施術も可能
縮毛矯正やケラチントリートメントのデメリットは?
根元がペチャンとフラットになる
ダメージヘアには適してない
まっすぐになりすぎる
髪の毛がダメージを受ける
強い癖には適してない
モチが長くない
などですね。なのでお客様の悩みに合わせて適したサービスを提供することが重要ですね。
参考までに違いを表にまとめてみました。
縮毛矯正 | ||||
ケラチントリートメント | ||||
超音波トリートメント |
今話題の超音波トリートメントって?ダメージヘアに特化した人気トリートメント
髪質改善トリートメントと呼ばれるトリートメントはクセを伸ばし、パサつきを抑えてツヤのある髪の毛に見せる事に特化してます。
では超音波トリートメントとはどういう髪質の方に合うのか?
超音波トリートメントとは、【超音波アイロン】を使ったトリートメントサービスで、その超音波アイロンとは毎秒100万回の振動を利用してトリートメントの浸透を促します。
なので手で揉みこんだりスチーマーを使ったサービスより栄養分をしっかりと毛髪内部に浸透さえる事が可能です。
また最近のトリートメントはTOKIO やAUJA、インフェノムトリートメントなど5ステップのプロセスに分けた高クオリティーのものが多いので、ハイダメージの髪の毛でも髪の毛の内部からしっかりと補修しダメージホールに栄養を浸透させ表面にも何層にも分けて手触りをなめらかにし、内部に入れた栄養をしっかりと閉じ込める膜まで形成してくれるので、ダメージヘアやパサつきが気になる方で、あまりストレートヘアにしたいわけではなく髪の毛を健康的に見えるようにダメージ補修したい方は超音波トリートメントなどダメージに特化したものが合うと思います。
まとめ
このようにトリートメントの商品開発もどんどん前よりも良くなってきてますし、髪の毛に対しての関心が一般の方も多くなってきてるので悩んでるお客様に喜ばれる商品を提供できるようになれるといいですね。