この記事を読まれている方のほとんどが、
『リーゼ泡カラーを黒髪から染めるとどんな色が似合うだろう?』
『リーゼ泡カラーを黒髪に似合う色味って何色だろ?』
『リーゼ泡カラーの黒髪』
など疑問を持っている方だと思います。
美容室に行って染めたいけど、値段もかかるし市販のヘアカラーで染めたい時ってありますよね。
そんな方のために、元美容師である私が美容師目線も踏まえながら解説していきたいと思います。
この記事を読む事で
- 黒髪から染めると綺麗に染まる色味
- 黒髪から染める為のカラー知識
などがわかるのでぜひ参考にしてみてください。
Contents
リーゼ泡カラーとは

リーゼ泡カラーとは花王が販売している市販カラーで、若い子を中心に気軽に自宅で綺麗で簡単に染めることができる人気の泡カラーです。
リーゼ泡カラーだけでも22色の色味が展開されており、自宅にいながらも美容室で染めたような綺麗な色味になると評判のようです。
リーゼ泡カラーのホームページや、カラーの箱に記載されてある色味やモデルさんの写真などを見ると、とっても綺麗に染まっているのでこんな感じに染まると嬉しいですよね。
リーゼ泡カラーの種類

リーゼ泡カラーには、ナチュラルシリーズとデザインシリーズとに別れてナチュラル系やブラウンの色味をベースにしたカラーがメインで、デザイン系は発色の良さが強み。
一般的に学生さんや主婦の方にも利用しやすいのがナチュラルシリーズで、デザインシリーズの方は発色が強めなのでしっかりと色味を出したい人にはオススメ。
ブラウン系のカラーの方がカラーの失敗などなりにくく、デザインシリーズのように発色が強いカラーはダメージレベルや髪質によって仕上がりが大きく変わるので失敗しやすくなるので注意が必要です。
リーゼ泡カラー黒髪から染めるとキレイに染まる?
ではリーゼ泡カラーの中でも黒髪から染めたいと思う方に人気の色味を紹介していきましょう。
黒髪からリーゼ泡カラー(ソフトグレージュ)

ソフトグレージュの写真を見るととってもキレイですよね。深みのある色味と外国人っぽい色味。
ですが、黒髪から染めてもこんな色味になりませんので注意しましょう。
写真のような仕上がりにするには、黒髪の人はブリーチを1度全体にしておきましょう。
黒髪からリーゼ泡カラー(クールピンク)

冬や春になると人気が出てくるピンク系カラー。
ツヤ感が増して女性っぽさを表現できる色味。
黒髪から染めてもピンクっぽい色味が出やすいのが特徴なので、一番黒髪からキレイな色味を出したいのであればピンク系カラーがオススメ。
8レベル以上の明るい髪の毛に染めるとより明るくピンクの色味が入る分、少し奇抜に見えやすいので注意しましょう。
黒髪からリーゼ泡カラー(ディープバイオレット)
バイオレット系カラーは、一般的に黄色味を消してくれる働きをするので、ブリーチした髪の毛などにとても向いています。
写真の色味はブリーチしないと難しいですね。
または8レベル以上の明るめの髪質の方だあればパープルっぽいブラウンになるので大人っぽい色味が好きな人にはオススメ!
なので黒髪に染めてもあまり色味の違いがわかりにくいでしょう。
黒髪からリーゼ泡カラー(ダークネイビー)

こちらのダークネイビーは、明るい色味に染めるとネイビーの深みのある色味を体感できますが、黒髪に染めてもあまり違いがわからないので気をつけましょう。
写真のようにライトアップで青っぽく見える仕上がりにしたい人は、明るめの色味から染めてあげるとよりダークネイビーの色味を強く感じることができます。
ほんの少し色味がわかればいいぐらいであれば、黒髪の人でもオススメです。
黒髪からリーゼ泡カラー(ダークショコラ)

ダークショコラはチョコレート系である少し赤味の入った茶色なので、失敗しにくい色味の1つです。
黒髪からでも染めることができるので、自然な色味が好きな人はぜひチャレンジしてみましょう。
黒髪からリーゼ泡カラー(髪色戻し)

暗くしたい人にオススメのナチュラルブラウンとナチュラルブラック。
こちらも就活前、面接前や様々な機会で利用されやすいカラーですね。
どちらも髪の毛を暗くするのがメインのカラー剤なので、黒髪の人には向いていないので注意しましょう。
リーゼ泡カラーすると髪の毛は痛む?
リーゼ泡カラーのように一般の人でも簡単に染める事ができるのが特徴の市販カラーですが、正直な話をするとかなり痛みます。
2点ほど美容室のヘアカラーと違うところがあります
- ダメージ部分に合わせてカラーの塗布ができない
- 一般の方でも綺麗に染まるようにアルカリ剤のパワーが強く作られている
美容室ではヘアカラーをする際に、根元の新生毛は少し強め、毛先の部分やダメージ部分は弱い薬で染めたりする事でダメージを最小限に抑えています。
その反面、泡カラーは個人で染める用に作られているので毛先も根元も全部まとめて塗ってしまうので、毛先や傷んだ部分にも強い薬が付いてしまい痛みやすくなります。
それに加えて一般の方でも綺麗な色味が出るように1剤であるアルカリ剤(髪の毛を明るくする力)が強いのも原因です。
黒髪の人では最初の1回目ぐらいは痛みを気にしなくてもいいかもしれませんが、2回目からかなりダメージになっていることに気づき始めると思います。
リーゼ泡カラーを黒髪から染めた時の色落ちの期間
色落ちは黒髪から染めた色と、明るい状態から染めた色とでは速さが少し違ってきます。
黒髪から染めた色の方が、髪の毛への色素が長く滞在しやすく1ヶ月ぐらいキレイな色味がキープできると思います。
その反面、明るい状態から染めた色は、最初の数日は発色がキレイですが色落ちも早く1週間から2週間ほどで大体の色味が剥がれていってしまいます。
色味の違いによる色落ちを説明すると、デザインシリーズの方は色味の発色が綺麗なカラーが用意されていますが、発色の良い色味というのは色落ちがとても早いです。
アッシュ、グレージュ、グリーン、ピンクなど染めたては綺麗ですが2週間ほどで最初の色味がほとんどわからないぐらいに色落ちします。
なので色の持ちというのは一般的に2週間から1ヶ月ぐらいしか綺麗な状態で色はキープできないという事を知っておきましょう。
リーゼ泡カラーを黒髪から染めて色味を長く持たせる方法
リーゼ泡カラーを黒髪から染めた人は、せっかく染めた色を長くもたせたいですよね。
そんな時は下記のヘアケアをしっかりと守ってみてください。
- カラーした日はシャンプーをしない
- 濡れたままで放置しない
- アミノ酸系シャンプーやカラーシャンプーを利用する
- アイロンなどの熱処理を使う時は150度以下で
- 前処理剤などを使用する
ヘアカラーは、染めてから1〜2日かけて髪の毛の内側に定着していくので、染めたてはシャンプーを避けましょう。
シャンプーの頻度を減らせば色落ちは少なくなるし、洗った後は必ずすぐに乾かしましょう。濡れた状態の髪の毛は髪の毛が膨潤しているのでカラーの色味も落ちやすいです
また、カラーシャンプーのように色味を補充できるものや、アミノ酸系シャンプーのようにマイルドな物を使用すると色持ちが長くなりやすいです。
毎日アイロンで巻いたり、ストレートにする人は、しっかりと前処理剤を塗布して使用し、150度以下に設定して使いましょう。
リーゼ泡カラーの使い方
早速リーゼ泡カラーを使おうと思っている方はこちらの使い方を参考にしてみましょう。
間違ったやり方でカラーすると、髪の毛や皮膚にも負担が及ぶし仕上がりも失敗する恐れがあるので説明書通りにやるように心がけましょう。
- 1液と2液を混ぜてしっかりと混ぜる
- 泡用のキャップに変えて、丁寧に全体に塗布
- しっかりと指やコームを使って塗り残しがないようにして30分放置
- 指で少し泡をとり、タオルで拭いてみて色の違いを確認できたら洗う
よくある失敗例が、カラー剤がしっかり混ざっていなかったり、髪の毛の束の間にカラー剤が塗布されていなかったりして塗り残しなどがとても多いようなので注意しましょう。
こんな感じで利用するのはとても簡単ですね。カラーをするときは、泡がこぼれ落ちたりしやすいので、汚れても良い洋服屋肩周りにタオルやビニールなど必ず敷くようにしましょう
カラー中はアンモニアの匂いも充満するので、換気をよくしておくことをオススメします。
リーゼ泡カラーをオススメしない人3選
市販のヘアカラー剤はあくまでも簡単に染めれるように作られているため、万人に対応しているわけではありません。
特にこういう人はオススメしないので自分の髪の毛を確認してみましょう
- パーマや縮毛矯正を過去にした事があるひと
- 髪の毛の中間や毛先の色の明るさが違う人
- アイロンなど頻繁に使っている人
パーマや縮毛矯正した髪の毛の部分は髪質の形状た変化しており、カラーが入りやすくあったりダメージが受けやすい状態です。
なので、カラーのムラが起きたりその部分だけバシバシに傷んだりするケースがとても多いです。
また今現状自分の髪の毛の色が1色ではなく、根元は暗めで中間は明るくて毛先はとても明るくなってるなど、そもそも今の髪の毛の色が全体的にムラがある状態であればより大失敗になりやすいです。
ベースの髪の毛の色が今現時点でバラバラになっている人は100%オススメしません。
後はストレートアイロンやカーリングアイロンをよく使う人は、毛先などが熱処理のしすぎで炭化しやすくなっています。
そういう部分もヘアカラーの色が濁ったり(緑っぽくなったり)しやすいので市販のカラーは要注意です。
セルフで黒髪からキレイに色を染める方法

黒髪から自宅にいながらセルフでキレイに色を染める方法は、泡カラーではなく美容室で使われいるカラー剤を使うのが一番オススメ。
市販で使われているカラー剤よりトリートメント剤がしっかりと入っているものが多いので、髪の毛への負担も最小限に抑えることができます。
また、染めるときは友達や家族に染めてもらう事でより美容室で染めた時のような仕上がりに近くなるのでオススメ。
セルフで黒髪から染めるならこのカラー剤がオススメ

黒髪から髪の毛を染めてもキレイな色味がでるヘアカラー剤が2種類あります。
美容室でもとても人気のヘアカラー『アディクシーカラー』と『イルミナカラー』。
この2つのヘアカラー剤は美容室でとても使われているのですが、今ならネットでも購入できるので自宅でもカラーできるんです。
泡カラーを使って髪の毛のダメージが増えるより、少しだけ高めの美容室専用ヘアカラー剤を使うことをオススメします。
アディクシーカラーやイルミナカラーも、自宅でカラーをする際には1剤と2剤の2つが必要になります。
2剤の過酸化水素水は3%と6%があります。
髪の毛を明るくしたい時は6%、色味を入れたい場合や暗くしたい場合は3%を購入しましょう。
3%と6%を混ぜると4,5%が作れるので、少し明るくしながら髪の毛を最小限のダメージで染めることができるので美容室でもよく使われているやり方です。
1剤と2剤は1:1で同分量混ぜてから染めましょう。
イルミナカラー
イルミナカラーは少し値段は高めですが、ツヤ感や透け感が出るのがとても人気のヘアカラー。
色味もかなりたくさんあり、新色だとオーシャンなどがとても人気です。
アディクシーカラー
アディクシーカラーはアッシュ系などの寒色系の色味にとても強いカラー剤です。
暗くしたい人や、アッシュっぽい色味を出したい人にオススメのカラー。
リーゼ泡カラーのまとめ
リーゼ泡カラーは市販のヘアカラー剤でもとても人気ですが、やっぱり失敗する人もとても多いように感じます。
一度傷んでしまった髪の毛は元どおりに戻せませんし、失敗した髪の毛色を戻す為に美容室でもっと高い費用を払うぐらいなら、美容室専用カラー剤をセルフで使う方法が一番リスクが少ないのでオススメです。
美容室だと市販のヘアカラーの失敗を修復するのに1万円以上かかるところが多いので、後悔したくないのであれば使うカラー剤をしっかりと考えてセルフカラーをしましょう。
美容師としてたくさんのセルフカラーをしてきたお客様の髪の毛を見てきましたが、市販のヘアカラー剤ほど恐ろしいものはないです。
大事な髪の毛なので大事にケアしましょう。
また、すでに髪の毛が傷んでいて自宅でトリートメントをしたい人は、市販のものではなく美容室専用商品である
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安価な材料で作られているので粗悪な商品が多く、パッケージや広告費、モデルさんなどを使ったプロモーションで良いように見せており、実際の商品のクオリティーはとても低いものばかりです。
美容室で使用する商品は美容商品をメインに作っている大きな会社が多く、研究や開発など最先端の技術を使った商品が多く利用されています。
なのでセルフでカラーをするならイルミナカラー、アディクシーカラー、自宅で髪の毛をケアするならTokioインカラミトリートメントまたはOlaplexトリートメントが一番おすすめ。
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